【三名泉】下呂温泉と高山を巡るドライブ旅(2泊3日/1日目)

夏の暑さもやわらいできた10月、岐阜の下呂温泉へ車で出かけてきました。
下呂は私にとって特別な一湯。これまでに群馬の草津、兵庫の有馬と巡ってきたので、この下呂で「日本三名泉」コンプリートです。

この記事は、2泊3日の旅全体をまるごとお届けする「まとめ記事」です。下呂温泉街の散策から高山方面の自然まで、旅の流れにそってご紹介します。
気になったスポットは、それぞれ個別の記事でも紹介しているので合わせて読んでみてください。

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🚗 車移動2泊3日訪問:2025年10月平日
旅のルート

・1日目・・・下呂温泉街散策(足湯めぐり・白鷺乃湯・温泉博物館)
・2日目・・・下呂温泉街散策(平和塔・雨情公園)と巌立峡散策
・3日目・・・馬瀬川沿いのドライブと岩屋ダム・岩屋岩蔭遺跡

長めの旅日記になるので、この記事は1日目の紹介です。まずは下呂温泉街をたっぷり歩いた一日からどうぞ。

中津川から北上して飛騨川の河川敷に駐車

中津川から国道257号、付知川沿いをのんびり北上

出発は愛知から。高速を使えば早いですが、行ったことのないエリアは、できるだけ下道でゆっくり走るのが私の定番です。
道中の街並みも楽しみのひとつなんですよね(もちろん時間と相談しながら、ケースバイケース)。

今回は中津川から付知川(つけちがわ)沿い(国道257号)を北上。川沿いの道がとにかく清々しくて、気持ちのいいドライブでした。

河川敷の無料駐車場に車を置いて、いざ散策へ

10時過ぎに下呂へ到着。まずは飛騨川の河川敷にある無料駐車場に車を置きました。
有名な観光地って意外と停めやすい駐車場が少なかったりするので、これはありがたい。砂利ですが結構広くて、余裕をもって停められました。
場所はクア・ガーデンの横から細い道を進んだ先です。

目の前を流れる飛騨川は、さすが一級河川。水の量がたっぷりで、見ているだけで気持ちがいいですね。
この飛騨川、下呂のあたりでは昔「益田川(ましたがわ)」とも呼ばれていたそう。この一帯が旧・益田郡だったことに由来するそうですが、今はどこでも「飛騨川」で通っています。
かつて同じ川に二つの名前があったなんて、ちょっとおもしろいですね。

かえる神社や温泉寺など下呂の温泉街を散策

足湯・手湯が豊富な温泉街と、加恵瑠(かえる)神社

街を歩き出すと、平日のせいか人はまばら。そしてやっぱり海外からの観光客が多いですね。あとでお店の人に聞いたら「来るお客さんの半分くらいは外国人だよ」と言っていました。

歩いていて嬉しいのが、足湯や手湯があちこちにあること。以前訪れた有馬では、金の湯の隣くらいしか気軽に入れる足湯がなかったんですが、草津や下呂は足湯が本当に豊富。
散策しながら温泉気分をたっぷり味わえるのがいいですね。

そのまま進むと、有名な加恵瑠(かえる)神社が見えてきました。

景観維持のために協力金を集めている観光地ってありますよね。
加恵瑠神社も、意味合いとしては近いのかな・・・なんて邪推してしまいましたが、「神社」と言われるとちょっとお財布が開きやすいから不思議です(笑)。
境内にはカエルの石が置かれていて、御朱印やおみくじもありますよ。旅の思い出に立ち寄ってみてはいかがでしょう。

三名泉発祥の地、白鷺乃湯と、白鷺橋のチャップリン像

さらに歩くと、白鷺乃湯の綺麗な建物が見えてきました。
目の前にはビーナス足湯もありましたが、まだ着いたばかりで気温も高く、入る気分ではなかったので一旦スルー(後でしっかり堪能しました)。

白鷺坂を下っていくと、白鷺橋へ。「あの有名な写真はここだったのか!」と新鮮な驚き。いつもざっくりした下調べしかしていかないので、こういう発見が旅の楽しみだったりします(笑)。

橋のたもとにはチャップリン像も。なぜ下呂にチャップリン?と思って調べてみたら、下呂とゆかりがあるわけではないそう。
2001年11月、映画について語らいながら歩ける「映画通り」を目指す取り組みの第一弾として設置されたもので、映画『キッド』のワンシーンがモチーフなんだとか。
(参考:下呂温泉観光協会 ほっとニュース下呂市公式サイト

食べ歩きができる湯の町通り

湯の町通りへ曲がって少し歩くと、道端にかわいい置物。小さいかえるの滝もありました(これは温泉ではなく、普通のお水です)。

さらに進むとお店が増えてきます。パン屋さんの森のこみちは、下呂温泉銘菓「しらさぎ物語」を手がける飛騨あずさのお店。
バターサンド専門のゲロゲロバタースタンドというお店もありました。扱っている入浴剤が入った足湯に入れますよ。

途中には高札場も。この辺りはかつて交通の要衝で、昔はこういう場所がたくさんあったそうです。

高台の温泉寺から、街をぐるりと一望

少し歩いて温泉寺へ。小高い丘の上にあるので、下呂の街と飛騨川を見渡せる眺めが見事です。お寺自体もきれいで、きらびやかな本堂にも上がって見学できて大満足でした。
景色がきれいな温泉寺⇒

ちなみに、お寺は仏教、神社は神道の施設。お恥ずかしながら、社会人になるまでこの違いをあまり意識していませんでしたね・・・。

お昼は栗きんとんと朴葉味噌定食

下呂駅周辺散策と、栗きんとん1個目

栗きんとん 1個 290円(仁太郎)

温泉寺から下って、今度は下呂駅周辺へ。飛騨川の東側は斜面が多く建物もどこか武骨ですが、西側の駅周辺は平地で歩きやすく、お店も綺麗な印象。同じ街でも表情が違っておもしろいですね。

駅前の和菓子屋仁太郎で、この旅で何度も食べることになる栗きんとん(1個目)をいただきました。栗きんとんというと、おせちに入っているあの甘いものを想像しますが、これはまったくの別物
栗を崩してほんのり甘みをつけて固めただけ、という感じで、栗のおいしさが口いっぱいに広がって、香りが鼻を抜けていきます。おせちのほうは日持ちを意識した料理だから、砂糖の量が元々違うのかもしれませんね。

再び線路をくぐると、温泉の供給地が。ここでブレンドされた温泉が、各施設へ送られているんだそうです。そばには手湯もあったので入れてみたら・・・熱い!
触れないことはないけれど、ずっと入れていたら低温やけどしそうなくらい。一瞬で満足です(笑)。

お昼は飛騨牛!朴葉味噌のせ定食

朴葉味噌飛騨牛のせ定食 1,900円(松園)

お昼は、民宿お食事処松園へ。朴葉味噌飛騨牛のせ定食をいただきました。朴葉の上で味噌が香ばしく焼けて、いい香り。飛騨牛は赤身でした。
和牛というと霜降りがフィーチャーされがちですが、この赤身もおいしかったです。小鉢もついて大満足。

河川敷の足湯に始まり市役所方向を歩いて白鷺乃湯へ

河川敷&田の神の足湯で、のんびり湯めぐり

腹ごしらえのあとは、橋を渡って「温泉でも入ろうかな」と思ったら、河川敷に足湯を発見
外遊びできそうな芝生の隣に、まるで露天風呂のような足湯がありました。近づくと「入浴禁止」の表記が。やっぱり同じことを考える人がいるんですね(笑)。

さすがに外で裸にはなれませんが、川遊びついでに水着でなら入れそう。ただ、目の前の飛騨川は一級河川だけあって水量が多いので、川遊びはちょっと難しいかもしれません。
この足湯がまたとても熱くて、あきらめる人もちらほらでした。
下呂の足湯を熱さ順に紹介⇒

下呂大橋のたもとには手湯も。温泉街のあちこちにある足湯はゆっくり足を付けられる温度ですが、手湯はどこも熱くて、一瞬入れたら満足という感じです。

そのまま市役所方向へ歩くと、田の神の足湯があります。
浸かっていると、ご年配のご夫婦がいらっしゃって、「どこから来たの」「何がおいしかった」なんておしゃべりしました。仲良く足を並べるご夫婦の姿が、なんともいいなあとしみじみ。

お土産屋さんと話すことが多いですが、地元の人とお話しする機会も旅の楽しみの一つですね。

森水無八幡神社と、三名泉を世に広めた万里集九

足湯のあとは森水無(もりみなし)八幡神社へ。
八幡さまは全国にたくさんある神社で、ここは飛騨の「八幡八社」のひとつなのだとか。静かな境内は、足湯めぐりの合間の休憩にもぴったりでした。
大きな木の陰で休憩できる森水無八幡神社⇒

案内所に立ち寄ると、広場に銅像が。万里集九という詩人だそうです。
こういう像を見ると、とりあえず松尾芭蕉だと思ってしまうのが私の学のないところ(笑)。

調べてみると、万里集九は室町時代の詩僧で、著書のなかで下呂を草津・有馬と並ぶ「三名泉」のひとつとして紹介した人物なんだそうです。

貸し切り気分の白鷺乃湯で、ひとっ風呂

3施設共通券 1,300円(370円お得) (白鷺乃湯 単体 470円) ビン牛乳 190円

さて、午前中はスルーした白鷺乃湯へ。平日の昼間とあって、貸し切り状態でした。
お湯はさらさらで、ぬるぬる感も香りも控えめ。湯船はひとつで、景色が見える大きな窓は年季が入っていました。
草津三湯の広々とした湯船を最初に見てしまったせいか、有馬の金の湯・銀の湯、下呂の白鷺乃湯と、少しコンパクトに感じてしまうのは贅沢な悩みですね。
※草津も地元住民向けの公衆浴場はコンパクトサイズです

今回は3つの施設をめぐる共通券(1,300円)を購入。「白鷺乃湯」「クア・ガーデン露天風呂」「下呂発 温泉博物館」をまわれるチケットで、個別に買うより370円お得です。

お風呂上がりは、レトロな雰囲気の屋内に休憩イスやビン牛乳が。温泉のあとって、ビン牛乳が無性に飲みたくなるんですよね。普段はまず飲む機会がないのに、不思議なものです。

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温泉博物館で学んだ後はクア・ガーデンの露天風呂を満喫

下呂発 温泉博物館で、温泉を”学ぶ”

3施設共通券利用 (入館 単体 400円)

湯上がりのあとは、下呂発 温泉博物館へ。温泉の基礎から下呂温泉の特徴まで楽しく学べる施設で、足の疲れがやわらぐ「歩行浴」もおすすめですよ。
温泉巡りの合間に楽しめる下呂発 温泉博物館⇒

おがわや酒店で、旅のお供を調達

今晩楽しむお酒を、おがわや酒店で調達。いろんなお酒が味わえる角打ちをやっていたのですが、このあとまだ温泉に入る予定だったので、今回は断念。
代わりにカップ酒を買って帰りました。ついでにお土産の甘酒も。

「え、お酒それだけ?」って?一人ですもの(笑)。お酒も強くないので、雰囲気だけ楽しむ派なんです。さるぼぼの絵柄がかわいくて、それだけで旅気分が上がりますね。

クア・ガーデンの露天風呂は種類豊富で満足

3施設共通券利用 (露天風呂 単体 800円)

次に向かったはクア・ガーデンの露天風呂
ちなみに共通券は使用期限がなく、残っていれば次回の旅でも使えるそう。記念に使用済みの券を持ち帰りたかったのに、しっかり回収されてしまいました(笑)。

お風呂は白鷺乃湯に比べると広め。メインの大きな湯船に加えて、箱蒸し・打たせ湯・壺湯とバリエーション豊か。逆に洗い場は狭めでした。
外の風を受けながらの露天風呂が、なんとも気持ちよくて、熱すぎず寒すぎないこの時期は露天風呂にピッタリですね。
休憩所は広い畳でのんびりできましたよ。

夜の温泉街さんぽで1日目を締めくくり

最後は、夜の下呂の街をぶらり。ライトアップされた白鷺乃湯がとても綺麗で、街全体が暖色系の灯りに照らされて、レトロな雰囲気に包まれていました。
温泉街では早めに宿へ戻ってのんびり過ごす方も多いと思いますが、夜の街の雰囲気を味わうのも、また格別。日本は比較的安全なのもありがたいですね。

温泉やグルメを楽しんで、盛りだくさんな一日でした。これで下呂・高山の旅1日目は終了です。

日帰りでも十分に楽しめる下呂温泉ですが、湯めぐりや食べ歩きをのんびり満喫するなら、やっぱり宿泊がおすすめ。下呂温泉の宿・旅行プラン探しはこちらからどうぞ。

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2日目は下呂温泉散策に加えて自然豊かな巌立峡を楽しみました!⇒