鮎壺公園/静岡県長泉町

鮎壺の滝 地域探検

鮎壺(あゆつぼ)公園は黄瀬川(きせがわ)沿いにあり、2025年3月開園の新しい公園です。
街なかにいきなり現れる、落差約8mの「鮎壺の滝」がいちばんの見どころ。
富士山の溶岩(三島溶岩)がつくった滝で、静岡県の天然記念物にも指定されています。

滝の正面にかかる「鮎壺のかけ橋(吊り橋)」からは迫力のある滝を眺められます。
公園には子ども広場の遊具や芝生広場、休憩施設「鮎壺テラス」もあり、小さな子ども連れでも過ごしやすそう。
山の中まで行かずに、気軽に迫力のある滝を見たい人にオススメです。

駐車場あり(49台・無料)入場無料滞在目安 20分〜2時間
滞在プラン例

・滝を見るだけ・・・20分
・滝を眺めてのんびり休憩・・・1時間
・公園で子どもと遊ぶ・・・2時間

ピックアップ

街なかに現れる落差約8mの「鮎壺の滝」

鮎壺の滝は、約1万年前に富士山から流れ下った溶岩(三島溶岩)の端にかかる滝。
柔らかい土の層が先に削られ、固い溶岩が残ってできました。

鮎壺の名前は、滝を登れない鮎がここにたまっていたことに由来すると言われています。

鮎壺の滝と黄瀬川の河原
【鮎壺の滝】街中に突然現れる滝に驚きます
岩に当たって白く砕ける鮎壺の滝
【約8mの落差】岩に当たって白く砕ける水の勢いがすごいです
溶岩の崖から落ちる鮎壺の滝と川原
【せり出した三島溶岩】ゴツゴツした岩肌は迫力がありますね

滝の正面を渡る吊り橋「鮎壺のかけ橋」

鮎壺のかけ橋は、長泉町側と沼津市側の公園を結ぶ吊り橋です。
滝の正面にかかっているので、橋の上から滝が良く見えます。

通れるのは歩行者と車椅子だけで、バイク・自転車は通れません。
吊り橋の中では揺れが少ない方なので、吊り橋が少し苦手な人でも渡りやすいですよ。

吊り橋 鮎壺のかけ橋
【鮎壺のかけ橋】長泉町側と沼津市側の公園を結ぶ吊り橋。結構丈夫です
鮎壺のかけ橋から見た鮎壺の滝
【かけ橋から見た鮎壺の滝】滝の正面にかかっているので、橋の上から滝がよく見えますよ
鮎壺のかけ橋のたもとの注意書き
【かけ橋の注意書き】幼児は保護者と一緒に渡る。車両は通行禁止。強風時は渡らない。

子ども広場の遊具と、休憩しやすい「鮎壺テラス」

子ども広場には大型複合遊具があり、隣には広い芝生広場もあります。
施設は全体的に新しくてきれいで、ベンチもたくさん。ベビーカーを押しての散策にも向いています。

休憩施設の鮎壺テラスには、キッズスペースや自由に本を読める「UzuUzuライブラリ」、テーブル席もあります。
テーブルに充電できるコンセントが付いていたり、自販機が設置されるなど便利。

子ども広場の大型複合遊具
【子ども広場の大型複合遊具】子どもたちが元気に遊んでいました。新しい公園なので遊具もきれいですね
鮎壺公園の芝生広場
【芝生広場】広い人工芝でのびのび走り回れます
休憩施設の鮎壺テラス
【鮎壺テラス】ガラス張りの休憩施設で、テーブル席もありますよ

駐車場・トイレ情報

駐車場は合計49台+障害者用2台で、無料です。路面はアスファルト。
※訪問した土曜日は、駐車待ちの車もいたので早めのお出かけがオススメ

トイレは園内3か所(芝生広場の脇・展望広場・鮎壺テラス)にあります。設備は新しく、便器は洋式。多目的トイレもありますよ。

園内にはベンチが点在していて便利です。
軽食やお弁当で少し長めに過ごすなら、鮎壺テラスや溶岩広場の木陰、展望広場の東屋、沼津市側の鮎壺の滝公園の木陰がオススメですよ。

鮎壺公園の駐車場
【第一駐車場】合計44台+障害者用2台、無料です
芝生広場脇のトイレ
【芝生広場脇のトイレ】新しくてきれいなトイレです
芝生広場と階段状の広場
【芝生広場と鮎壺テラス】テラスの前は階段になっています

参考情報

施設名鮎壺公園
所在地〒411-0943 静岡県駿東郡長泉町下土狩1069-1
アクセス
電車:JR御殿場線 下土狩駅から徒歩約10分
Googleマップで開く
駐車場
駐車場 合計(全2か所)
普通車 49台+障害者用 2台
44台第1駐車場
無料アスファルト+障害者用2台9:00〜18:00
5台本宿用水の近く
無料アスファルト
注意 駐車台数に限りがあるため、町は公共交通機関の利用を呼びかけています
営業情報
鮎壺公園
入園無料
鮎壺テラス(公園内)
9:00〜17:3012月29日〜1月3日休館
ホームページ長泉町 鮎壺公園
電話055-989-5518(長泉町 工事管理課)

※掲載内容は執筆時点のものです。状況が変わることもあるため、実際に訪れる際は公式情報をご確認ください。

訪問記録/詳細情報

2026/10/17(土)

静岡に引っ越してきたので、せっかくならと、愛知からは行きづらかった県の東部へ出かけてみました。
三島のあたりは柿田川湧水群をはじめ、きれいな水が湧く場所が多いところ。今回は、まだ行ったことのない水に関わるスポットを巡りました。
街なかにいきなりドンと大きな滝が現れるのが印象的でしたよ。

駐車場から川へ向かうと、まず目に入ったのは激しい流れ。
街中の川は護岸工事がきっちりされて、川底も平らに、流れも静かなものになりがちです。
一方で、溶岩が削られてできた川は複雑な地形を持ち、豊富な水量も合わさって荒々しい水の流れで楽しませてくれます。

街中の雰囲気とは不釣り合いな光景が面白いですね。
来てすぐ、まだ滝も見ていない状態でしたがこの段階でも面白い場所だなと感じました。

黄瀬川の堰
【黄瀬川】豊富できれいな水が起き追いよく流れていきます
岩の間を流れる黄瀬川
【鮎壺の滝に流れ込むところ】流れが集まって勢いを増しています
滝の手前の黄瀬川の流れ
【滝の手前の川の流れ】街なかとは思えない荒々しい景色ですね

鮎壺の滝は、豊富な水がほぼ1本の流れに集まって落ちていて、迫力がありました。
途中で岩に当たって四方に分かれる様も見ていて気持ちがいいですね。
滝の右側の掘り込まれたようなくぼみも、自然の神秘を感じるいい場所です。

あたり一帯には、ゴーという滝の音が充満していました。
電車や機械の音はうるさく感じるのに、滝の音は大きくても聞いていて心地よいですね。

思わず泳ぎたくなる眺めですが、さすがに危ないのか、滝の周辺は立ち入り禁止になっていました。
そういえばダムなどでは魚が登れるように脇に水路を作ることが多いですが、ここは特にそうした設備はなく、自然のまま。人工的に登りにくくしたわけではないので、確かにその方がいいかなと思います。

鮎壺の滝
【鮎壺の滝】振り返るとマンションが並んでいるなんて想像がつかない景色です
滝の右側のくぼみに落ちる細い滝
【滝の右側のくぼみ】小さな滝と天然のプールは、見ると泳ぎたくなりますね(笑)
撮影スポットの看板と鮎壺の滝
【撮影スポット】柵の前から滝を撮れます。滝の周辺は立ち入り禁止です

鮎壺のかけ橋は、吊り橋なので多少揺れますが、足元が不安定になるほどは揺れませんでした。
それでもカメラやスマートフォンを落としたりしないように十分に注意してください。

鮎壺の滝を正面から見られるので、写真スポットとしてもいい場所ですよ。
あまり長い時間立ち止まらないように注意してくださいね。

鮎壺のかけ橋から見た黄瀬川の下流
【吊り橋から見た下流】マンションの間を黄瀬川が流れていきます
川沿いの道から見た鮎壺のかけ橋
【鮎壺のかけ橋】揺れは少なめで、吊り橋が少し苦手な人でも渡りやすいですよ
鮎壺のかけ橋から正面に見る鮎壺の滝
【かけ橋の上からの眺め】滝を正面から見られる写真スポットです

公園内にはベンチが至る所にあるので休憩場所には事欠きません。
お弁当や軽食をとるなら鮎壺テラスや溶岩広場の木陰、展望広場の東屋、沼津市側の鮎壺の滝公園の木陰がオススメ。

展望広場には屋根つきの東屋があり、テーブルと椅子が置かれています。
手前の木で滝はあまり見えませんが、滝の音はよく聞こえる場所。
訪問時も家族連れが、お弁当を食べていましたよ。

溶岩広場の木陰にあるテーブルも貴重な日陰です。風が通るせいか蚊は気にならなかったですね。
沼津市側の鮎壺の滝公園にもテーブルがあります。ハンモックがある公園って珍しいですよね。

展望広場の東屋
【展望広場の東屋】屋根つきでテーブルと椅子があります。滝の音がよく聞こえますよ
溶岩広場の木陰のテーブル
【溶岩広場の木陰のテーブル】風が通る、貴重な日陰です
沼津市側の鮎壺の滝公園
【沼津市側の鮎壺の滝公園】木陰にベンチ・テーブルがあって、のんびりできます

黄瀬川の右岸、沼津市側の鮎壺の滝公園は、長泉町側の鮎壺公園より人が少なめでした。
ただこちら側からは滝の本流が近く、滝自体がよく見えます。写真を撮るなら沼津市側がオススメ。

「滝の音を聞きながら木陰のハンモックでお過ごしください」という看板とともに、ハンモックが設置されていました。
確かにゆったり過ごすにはちょうどいい環境かもしれませんね。

川にも降りられますが、川の中は苔が多めで滑りやすいので注意してください。

木陰のハンモック
【木陰のハンモック】ハンモックがある公園って珍しいですよね
ハンモックの看板
【ハンモックの看板】滝の音を聞きながら、木陰でゆったり過ごせます
沼津市側の黄瀬川沿いの道
【沼津市側の川沿い】土手から川岸に降りられます

沼津市側からは水面が近くて滝周辺の観察がしやすいですね。
この日はカワウやセグロセキレイ?の姿を見ることができました。

カワウは一般に魚を捕るための潜水時間が30秒を越えますが、この日見たものは3〜5秒ほど潜っては出てくるのを繰り返していました。
あまり広い場所ではないので細かく潜っていたんでしょうか。

セグロセキレイは白黒の体色がきれいな鳥で、岩肌に止まったり水辺に降りたりしていました。
川虫を捕まえていたんでしょうか。

吊り橋の上からは魚の群れも見えましたよ。オイカワかもしれませんね。
アユの遡上は春なので、その時期に来たら鮎壺の名の通りの光景が見られるのかもしれません。

水面から頭を出すカワウ
【カワウ】岩の間の水面から頭を出しています。短く潜っては出てくるのを繰り返していました
水面すれすれを飛ぶセグロセキレイ
【セグロセキレイ?】白黒の体色がきれいな鳥が、水面すれすれを飛んでいました
黄瀬川の川底と小魚の群れ
【川底と小魚の群れ】水が澄んでいて、魚の群れまで見えます。オイカワかも?

公園の外には、「本宿用水(ほんじゅくようすい)」の碑があります。
慶長8年(1603)に、黄瀬川から水を引いて本宿の田畑へ流すために造られた用水路で、ここはそのトンネルの入口だそうです。
令和5年11月4日に世界かんがい施設遺産に登録されています。

碑の近くの水路にも魚がたくさんいましたよ(おそらくメダカとオイカワ)。

ちなみにこの路地の入口に、5台分の駐車場があります。
ただ、地面が少し斜めで、三角コーンで場所が取られているところもありました。あまり当てにしない方がよさそうです。

本宿用水の碑
【本宿用水の碑】令和5年11月4日に世界かんがい施設遺産に登録されました
鮎壺の滝への案内看板がある路地
【鮎壺の滝の案内看板】路地の入口に、滝への案内があります
本宿用水の近くの道路
【本宿用水の入り口】写真の右側、リサイクルセンターの脇から入れます。公園からなら子ども広場の横です

この日の昼過ぎには駐車場が満車で、駐車待ちの車もいました。
休日は早めに着くのがオススメですね。

どうしても停められないときは、近くの八幡神社(沼津市大岡)の鳥居の近くに、参拝者用のスペースがあります(敷地の一部は月極なので注意)。
鮎壺の滝公園まで歩いて5分ほどです。そのほか、観法寺(沼津市大岡)にもお寺の駐車場があります。

参拝者専用で公園の駐車場ではありませんが、参拝したついでに鮎壺公園に寄る人もいるかもしれませんね。

キーワード

[2026年10月訪問] [鮎壺の滝] [鮎壺のかけ橋] [本宿用水]