丸池(まるいけ)公園は、静岡県清水町の湧水池「丸池」のほとりにある公園です。
北側の「境川・清住緑地(さかいがわ・きよずみりょくち)」とひと続きになっていて、あちこちで湧き出す水がとにかくきれい。
三島周辺の清流にしか育たないミシマバイカモの白い花も見られますよ。
平らな道と湿地の木道を選んで歩けるので、湧き水と緑を眺めながらの散歩にオススメです。夏は浅い親水池で、子どもと水遊びもできますね。
※静岡市の「清水区」と、静岡県東部の「清水町」は別の場所です。テレビでタレントの方が同じ場所だと思っていたと話していたので、お出かけの際はお間違えのないようご注意ください。
・湧き水の噴き出し口とミシマバイカモを見る・・・10分
・木道と遊歩道で緑地と丸池をぐるっと散歩・・・20〜30分
・夏は親水池で足元の水遊び・・・30分
ピックアップ
池の底からゆったりと湧く水と澄んだ清流
丸池公園と境川・清住緑地は、約1万年前に富士山から流れてきた溶岩の下を通った地下水が湧き出す場所。
池の中には、水がボコボコと盛り上がるように湧き出している所が見られます。
川から流れてきた水ではなく、その場で湧いたばかりの水は透明で底の石や水草までくっきり見えますよ。
木道やテラスも整備されているので気持ちよく散策できます。
清流のシンボル「ミシマバイカモ」の白い花
ミシマバイカモは、梅の花に似た白い小さな花を咲かせる水草です。
1930年に三島市の小浜池(楽寿園の中)で見つかったのが名前の由来で、育つのは三島周辺だけ。
冷たくてきれいな水でしか育たないので、現地の看板では「清流のシンボル」と紹介されています。
三島に元からあった株は、湧き水が減ったことなどで一度絶滅し、いまの株は柿田川で守り育てられた株を移したものだそうです。
平らな道も湿地の木道も。選んで歩ける散歩道
丸池公園から境川・清住緑地まで、平らな遊歩道と、湿地の中に入っていく木道の好きなほうを歩けます。
小川や小さな池、芝生の土手、林の中と、景色がどんどん変わるので歩いていて面白いですよ。
丸池の上には水の上を渡る遊歩道と東屋もあり、池を眺めながらひと休みできますね。
駐車場・トイレ情報
駐車場は合計15台+障害者用1台で、無料です(丸池公園駐車場10台+障害者用1台、丸池駐車場5台くらい)。
路面は、丸池公園駐車場がアスファルトと芝生、丸池駐車場が砂利でした。
※丸池公園駐車場へ向かう道は、入口が狭く両側に木が迫っています
※丸池駐車場は区画線がなく、停められるのは5台くらい。一方で道からは入りやすいです
トイレは丸池公園駐車場のすぐ隣にあります。便器は洋式で、清潔でした。
※男性用は小便器のみです。個室を使うときは多目的トイレを利用します
参考情報
| 施設名 | 丸池公園 |
|---|---|
| 所在地 | 〒411-0902 静岡県駿東郡清水町玉川9 |
| アクセス | 車:東名高速 沼津ICから約6km/新東名高速 長泉沼津ICから約8kmバス:東海バス「玉川」停留所 Googleマップで開く |
| 駐車場 | 駐車場 合計(全2か所) 普通車 15台+障害者用 1台 10台丸池公園駐車場 無料アスファルト(3台+障害者用1台)と芝生(7台)+障害者用1台注意 入口の道が狭い(両側に木が迫る約20m) 5台くらい丸池駐車場 無料砂利注意 区画線なし |
| 営業情報 | 丸池公園 入園無料注意 火気・花火・バーベキュー、ボール遊び・スケートボードは禁止 親水池(公園内) 夏に水遊びができる(期間は公式に記載なし)注意 井戸水は消毒していないので飲まない |
| ホームページ | 清水町 丸池公園 |
| 電話 | 055-981-8224(清水町 都市計画課 公園みどり係) |
※掲載内容は執筆時点のものです。状況が変わることもあるため、実際に訪れる際は公式情報をご確認ください。
訪問記録/詳細情報
2026/10/17(土)
鮎壺公園、上岩崎公園に続いて、三島周辺の湧水にまつわるスポットを巡る本日3か所目。
丸池公園は湧きドコロだけあって水がきれい。水のきれいさなら柿田川湧水群にも負けてません。
あらためて、このあたりは湧き水が豊富な土地なんだなと思いましたね。
丸池公園駐車場のすぐ近くに、親水池があります。
さすがにこの日は遊んでいる子どもはいませんでしたが、水深が浅く、階段もあるので、子どもを遊ばせやすそうでした。
すぐ近くには休憩に便利な東屋もあります。
水は近くの湧き水を引いているようで、きれいに見えました。
ちょっと離れますが手押しポンプもあるので貴重な体験ができそうですね。
試しに動かしてみると水の存在は感じたので使える状態ではありそうですが、始めは呼び水を入れないと汲めなさそうでした。
※看板によると井戸水は消毒していないので、飲まないようにとのことです
木道の下や小川には、カルガモがたくさんいました。
わざわざ近づいてはきませんが、5mくらい先に人がいても、気にせず地面をつついていました。
緑地の小川では、上岩崎公園でも見かけたコサギが、カモと一緒に食べ物探し。
コサギのほうが「あっち行け」という感じでカモを威嚇しながら、結局は一緒に歩いていてほっこり。
ミシマバイカモとは別に、黄緑色のしっかりした葉の水草も水の中に生えていました。
見た目は陸地に生える草のようなのに、完全に水の中。ちょっと不思議な感じです。
調べてみたのですが、名前は分かりませんでした。
ご存じの方がいたら、ぜひ教えてください。
木陰の下に広がる小池はカモがたくさん。のんびり浮いて休憩したり、食べ物を探したりして過ごしていました。
湿地の中を通る木道はちょっとした探検の雰囲気があって面白いですよ。
小池を観察できる小さなテラス。その足元には静かに水が湧いています。
写真ではまったく分かりませんが、湧いている所は底の砂が動いているので、現地でのぞき込めばわかりやすいですね。
小池の北側に開けた湿地があり、東側通路の外は地面がしっかりしていて芝が生えています。
「今日みたいな天気のいい日は、芝生でのんびりコーヒーでも飲みたいな」なんて思いました。
ちょっとしたピクニックにも良さそうですが、水のある場所なので小さい子には注意ですね。
小さな花を愛でたり、水の流れる音を楽しんだり一息ついてみるのもいいと思います。
ほかにも柿の木に実がなっていて、おいしそうでした。もちろん採ってはいけません。(笑)
池のまわりの木は桜並木のようなので(現地の地図にも桜のマークがありました)、春に来ても楽しめそうです。
湿地の中にはぬかるみがあるので、心配な方はハッキリとした道を歩いた方が安全です。
私は一歩ズボッと踏み入れてしまい、靴が汚れてしまいました。(残念)
草が生えている所は、歩ける場所かどうか確かめながら進むのがオススメです。
境川・清住緑地の開けた湿地にも湧き水があります。
水がとても澄んでいて、沈んだ木の枝もくっきり見えますね。
緑地の端っこには、住宅のすぐ横を流れる小川があります。
水が湧いているのは家の敷地の中のようで、井戸のような土管の周りが水に浸かっていました。
井戸から湧いているというより、あちこちから湧いている中の一部を確保している感じですね。
街中にいながらきれいな湧き水を使えるって贅沢ですね。
でも水質的には井戸水と変わらないんでしょうか?
10月の緑地では、いくつか花が咲いていました。
水の中のミシマバイカモは、花の時期が5〜9月ごろとされていますが、10月中旬もまだ咲いていましたよ。
緑地には赤いザクロの花と小さな実、その足元にはピンクのハナカタバミ。
住宅近くの小川沿いには、白いコヨメナが流れに寄り添うように咲いていました。
緑地の北側にも木陰に覆われた湿地があります。
こちらも湧き水が流れるとてもきれいな小川ですが、湧いている場所はわかりませんでした。
ここでもカモがのんびり過ごしていましたね。
現地の看板によると、周辺の湧き水スポットを歩いて巡る「水の郷湧水コース」という構想があるんですね。
ここ【丸池、境川・清住緑地】と【柿田川公園】【楽寿園】【中郷温水池】を結ぶエリアを盛り上げようとしているようです。
丸池の真ん中には島があり、石碑が建っています。
池に浮かぶように見える石碑は、丸池の景色の中でも印象的でした。
近くの説明板によると、丸池の水をめぐって、玉川村と泉六ケ村のあいだで水争いがあったそうです。
明治の初めに話し合いで解決し、大正12年に池を大きく直したときに、この碑が建てられました。
島へは歩いて渡れますが、道の両側にくっつき虫(センダングサ)が大量に生えていて歩きづらい状態。
石碑の手前はセンダングサが迫っていて避けて歩けそうになかったので、この日は諦めました。
丸池には、水の上を渡る木道があり、途中に東屋もあります。
この日は木道や空の雲が水面に鏡のように映っていました。風がなければもっときれいに映りそうです。
東屋で池を見ながらのんびり過ごすのもいいですね。
丸池公園駐車場(普通車10台+障害者用1台)へ向かう道は、入口が狭く、両側に木が迫っていて入っていいのか迷うほど。
それでも20mくらいで抜けられ、抜けて少し進むと丸池のほとりに出ます。
目の前に池が広がるので、つい景色に目を奪われがちですが、歩いている人を見落とさないように注意してくださいね。
もう1か所の丸池駐車場は、砂利で区画線がなく、停められるのは5台くらい。
スペース自体は広くありませんが、道から入りやすい駐車場です。
因みに丸池公園の駐車場はアスファルトが3台(+障害者用1台)、7台分は芝生スペースになっています。
[2026年10月訪問] [ミシマバイカモ] [湧水]
