青野ダムサイド公園/兵庫県三田市

兵庫県三田市

千丈寺湖の湖畔にある公園のひとつ。
千丈寺湖周囲は所々に公園や駐車場があるのでお気に入りの風景が見つけられるかもしれません。湖を一周できる約8キロ道があるので,サイクリングにも最適です。青野ダムでは魚の遡上を助ける多自然型魚道を見学できます。 [滞在時間目安:0.5~1時間]

スポンサーリンク

ピックアップ

青野ダム多自然型魚道・自然の水族館

ダムには貯水・治水能力がありますが,それよって上流と下流が分断されるデメリットがあります。
このダムには魚が自由にダムの上流・下流を行き来できる魚道が整備。川の側面一部を透明にして川の中を見学できるようになっています(自然の水族館)。

短いですが木陰の小川沿いを歩けます
川が段々になっています(右が自然水族館こと観察小屋です)
過ごしやすい遊歩道

青野ダムサイド公園

湖畔にある芝生の広場です。遊び場というよりは休憩スポット
水辺で遊ぶことはできませんが,散歩したり自転車で走ったりできます。

千丈寺湖を眺められます
平地はないですが,小休憩がてらの散歩はできますね
湖を眺められる場所にベンチ

UNBY GENERAL GOODS STORE SANDA(アウトドアショップ・カフェ)

湖畔のアウトドアショップ。本格的なキャンプ用品の販売と,自転車・バギーやサップボードのレンタルができ,テラスでコーヒーなどをカフェメニューが楽しめます

バギーやスクーターのレンタルもあるのでしょうか(詳しくは店のインスタへ)
カフェでくつろぐことができます
OPEN 11:00 / CLOSE 18:30 (L.O. 18:00) 木曜定休

その他(駐車場・トイレ・その他利用上の注意事項)

青野ダムサイド公園近くには約16台分,”自然の水族館”近くに約15台分あります。
公園近くの駐車場は通路が狭くて駐車がしづらいです。余裕をもって駐車したい方は公園から右奥にそれて進み,”自然の水族館”手前の駐車場に停めてください。

“自然の水族館”からさらに右に入るとUNBY STOREの私有地になるので入らないようにしてください。

トイレは青野ダムサイド公園近くにあります。洋式で新しく,清潔に管理されています。

自然の水族館手前の駐車場
UNBY SHOPの駐車場
青野ダムサイド公園のトイレ:洋式の清潔なトイレです

参考情報

施設名青野ダムサイド公園
所在地〒669-1311 兵庫県三田市末2189番地1
駐車場16台(青野ダムサイド公園) ※無料/アスファルト
15台(青野ダム) ※無料/アスファルト
料金[公園・自然の水族館入場料]無料
予約不要
開場時間[青野ダムサイド公園]24時間
[自然の水族館]10:00~16:00
定休日[青野ダムサイド公園]なし
[自然の水族館]毎週月曜日(祝日の場合,翌平日) ※7~10月の開放
ホームページ兵庫県/青野ダム 多自然型魚道の一般開放
電話079-567-1110 (阪神北県民局 宝塚土木事務所 青野ダム管理所:一般内容)

スポンサーリンク

訪問記録/詳細情報

2025/05/30(日)

自然の水族館の名前につられて訪問。通常は7月から10月までの開放のようです。今年は大阪関西万博に合わせて4月から解放しているとのこと。
全く知りませんでしたが期間限定のステッカーは用意した2000枚をすでに配り切ったようですね。通常のステッカーはまだもらえるそうです。
しかし万博関連の臨時企画は他の場所でもやっているかもしれませんね。

メダカのいるビオトープのようなものを想像していたのでイメージとは違いましたね。
しかし”ダムの脇にある頑張れば魚が登れる小川”,と言えば想像がつくかと思います。

ダムの隣曲がりくねった小川が作られていて,木陰を気持ちよく歩ける遊歩道になっています。
通常は夏の時期だけの解放ですが,新緑の中を歩けるのは乙ですね。

“自然の水族館”こと観察小屋は川の側面が一部アクリル越しに見られるようになっています。水が澄んで魚がいてくれたらラッキーですね。今日はたくさんのタニシを観察しました。(笑)

10時~16時のみ解放(通常は7~10月のみ)
川は癒されますが,魚は見られませんでした
濁っていて川の中は見られませんでした

魚道の仕組みについて,ダムはもちろん水が堰き止められているので魚が登れません。放流されても水の勢いが強すぎてこれまた登れません。そこで多自然型魚道という,長い代わりに傾斜の緩やかな川を作ることで魚が遡上できるようになっています。
(多自然型とは魚だけではなく虫や鳥も生息できるという意味だそうです)

基本的には通常の川と同じような水の流れなので魚が自由に行き来できます。しかしダムに入るところ,逆に言うとダムから少量の水が出てくるところは水の勢いが強く魚が遡上することができません。(ダムの水位が常に一定なら水面近くに川を作ればいいですが)

そこで登場するのが閘門(こうもん)式魚道ゲートです。元々水位の異なる川・海を船が行き来するための設備ですが,魚道として採用。上流側と下流側の水門(ゲート)を適宜開け閉めすることで水門の間に魚を呼び込み,反対側に放流することができます。
サイズは上流側は直径60cm,下流側は40cm四方と小ぶりですね。それ以上大きな魚は通れないということです。(そんな大物そうそういませんし,そもそも小川を登ってこれません)

近くで見られるのは魚道の上流部分だけですが,ダムから遠目に下流域を見ることができます。

自然の水族館横から見上げた青野ダム
自然の水族館の外観
ダムの上から下流がかろうじて見えます(矢印は上流に向かって)

青野ダムは建設構想発表から決定まで住民と行政の話し合いが14年かかったそうです。
なんとなく眺めていると,どこのダムも”景色がきれい”,”環境を変えてしまう”,”魚釣りのスポット”なんて考えてしまいます。たまに歴史に触れるとその重要性・生活する上での恩恵,関係者の気持ちを考えさせられますね。

青野ダムサイド公園自体は遊ぶ場所というより散歩・休憩場所といった印象。

歩きながら,休憩しながら雄大な千丈寺湖と青野ダムが望めます。足元には”ムラサキツメクサ”や”ブタナ”が咲いていました。広くはないので,ゆっくり散歩しても15分くらいですかね。

“水の庭”は不規則に噴き出す噴水のような施設です。一時間に一回くらい稼働するようですが,この日は見かけることはありませんでした。周りにベンチがあって休憩でき,花も咲いているのでそれだけでも少し楽しめますね。

湖畔には釣り人もちらほら。何が釣れるんでしょうね。

ムラサキツメクサと千丈寺湖
ダムサイド公園から湖を左へ回り込むと小道があります
釣り人がいました
千丈寺湖周りは一周8km。自動車でも通れますが広くないのですれ違いやコーナーの出会いがしらには注意してください。

スポンサーリンク

コメント