城山稲荷梅園/愛知県安城市

地域探検

城山稲荷は東端城(ひがしばたじょう)跡地にあります。この城の主な城主は永井伝八郎直勝。関ケ原の戦いや,大坂夏の陣で活躍した武将です。城の面影はありませんが,春には梅や桜を楽しめます。
[滞在時間目安:0.3時間]

ピックアップ/Pick up

  • 戦国武将”永井伝八郎直勝”ゆかりの城址
  • 梅と桜が楽しめる梅園
  • 社の周りは木陰で涼めます

戦国武将”永井伝八郎直勝”ゆかりの城址

永井伝八郎直勝(1563-1625年)は徳川家康に仕え,”小牧長久手の戦い”で敵将の池田勝入斎恒興を討ち,”関ケ原の戦い”に参戦,”大坂夏の陣”では豊臣秀頼(ひでより)の切腹を見届けました。東端城は1615年に直勝が常陸国笠間に移ったため廃城となりました。城の面影はほとんどありませんが歴史を知ると少し印象も変わりますね。

立派な鳥居ですね
裏にも鳥居があります
教育委員会が解説を載せるんですね

※この時代は諱(いみな)を使うのは正式な場だけで,呼び名は通り名や役職(官名/かんめい)を用いていました。上記の”直勝(なおかつ)”や”恒興(つねおき)”が諱です。通り名は”伝八郎(でんはちろう)”や”勝入(しょうにゅう)”で,”斎(さい)”は出家した人を表します。

※常陸国(ひたちのくに)は今の茨木県です。

梅と桜が楽しめる梅園

春には梅と桜が楽しめます。2月頃は梅が,3月頃は桜が開花します。梅は紅白が,桜は河津桜・ソメイヨシノ・枝垂桜・寒緋桜・八重桜などが楽しめます。

梅:同じ木から赤と白の花が咲いています
枝垂桜
寒緋桜(手前)と河津桜(左奥)

社の周りは木陰で涼めます

社(やしろ)の周りは木が植えてあり涼しげな空気があります。テーブルや椅子は置いてないですが,石に腰掛けて涼めます。敷地はそれほど広くありませんが全体的に小奇麗で下草もなく過ごしやすいですよ。

子供向けの遊具や広い芝生のある油ヶ淵水辺公園が近くにありますが,大屋根や休憩所があるものの無機質で,木陰で涼める場所がありません。徒歩で7分,車で1分と少し足を伸ばしてこちらで休憩するのもアリですよ。

本殿:鳥居の方が迫力がありますね
木陰が多くて涼めます
椅子がないため石に腰掛けましょう

その他(駐車場・トイレ・その他利用上の注意事項)

駐車場は砂利で,ラインも引かれていませんが20台程度停められます。
トイレはありません。

参考情報/Information

施設名城山稲荷梅園
所在地〒444-1213 愛知県安城市東端町中縄手13
駐車場約20台 ※無料/砂利
料金無料
予約不要
開場時間24時間
定休日年中無休
ホームページ安城市/東端城跡
電話0566-77-4490(生涯学習部文化振興課埋蔵文化財センター)

訪問記録/Visit

2025/03/23(日)

梅園とのことで時期が遅いかと思いながらも寄ってみました。残念ながら梅の花はおおむね予想通りでしたが,咲いてくれている木も発見。梅が見られて良かったです。

しかしこの日は桜が主役。たくさんの種類の桜が咲いていました。昔は桜といえばソメイヨシノの薄ピンクでしたが,鮮明な色彩に圧倒されます。寒緋桜は特に色が濃いですね。
年々桜の開花時期が早まって入学よりも卒業の時期に咲くとも言われていますが,まだまだ蕾が多く入学の時期にも桜が楽しめそうです。

東端城の城址は視覚的には感じることができませんでしたが,立派な石碑で史跡を学べました。

寒緋桜:もうじき満開です
河津桜:満開ですね
目立ちませんが足元にも花が咲いていました

梅は間に合いませんでした

コメント

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