炉端遺跡/岐阜県各務原市

地域探検

縄文時代の竪穴住居跡が見つかった場所で,再現された竪穴住居は中に入ることもできます。敷地内は芝生敷きで遊ぶことができる他,市の重要有形民俗文化財に指定された旧桜井家住宅を見ることもできます。 [滞在時間目安:0.5~1時間]

ピックアップ/Pick up

  • 中に入れる竪穴住居
  • 芝生広場
  • 旧桜井家住宅(市指定重要有形民俗文化財)

中に入れる竪穴住居

この公園は縄文時代中期~晩期の竪穴住居跡や土器が見つかった場所で,敷地内には竪穴住居や掘立柱(ほったてばしら)建物が再現されています。

竪穴住居は茅葺屋根が直接地面に立っているような見た目。中に入ることができるため,古代の生活を少しだけ追体験できます。

竪穴住居:縄文時代はこういう家だったんですね
竪穴住居内の様子:フラッシュをたいていますが実際は真っ暗です
掘立柱建物:湿気を防ぐため床を上げているのでしょうか

芝生広場

敷地内は芝生が敷かれていて遊べます。ただ地面にある石碑や(再現された)石囲炉に躓きやすいため注意してください。広さは20m×20mくらいあります。

芝生は平らで広いです
右奥に見えるのが竪穴住居です
石囲炉(手前)や石碑(左)はうっかり躓きやすいです

旧桜井家住宅(市指定重要有形民俗文化財)

桜井家は享保年間(1716年~1736年)にこの辺り”三ツ池新田”の開発にあたった家柄で,地域で重要な役割を果たしたと言われています。

この旧桜井家住宅は明治32年(1899年)から昭和32年(1976年)まで77年間使用された,この地方の典型的な自作農家の家屋です。現在中を見ることはできませんが,土間や仏間・四八(よはち/8畳間4つ)などで構成されています。屋根は現在トタンですが元々は茅葺だったそうです。

気にして見ないと古い家だな、と通り過ぎてしまいます
よくよく見ると最近見ないような道具が軒下に並んでいます
昔は茅葺屋根だったそうで

77年使用された建物が,移築されて50年近く経っていますね

その他(駐車場・トイレ)

駐車場は公園から歩いて30秒ほどのところにあり,地面は砂利で20台ほど停められます。周囲に会社の駐車場が多いですが看板があるため間違えないようにしてください。

トイレはきれいですが和式なので注意してください。

駐車場の看板があります
トイレは和式ですがきれいですよ

参考情報/Information

施設名炉端(ろばた)遺跡
所在地〒509-0146 岐阜県各務原市鵜沼三ツ池町6丁目342
駐車場約20台 ※無料/砂利
料金無料
予約不要
開場時間24時間
定休日なし
ホームページ炉畑遺跡|各務原市公式ウェブサイト
施設案内 旧桜井家住宅(現在屋内非公開)|各務原市公式ウェブサイト
電話なし

訪問記録/Visit

2025/03/15(土)

空の森運動公園に寄ったときに県道17号線沿いの看板が目についたため訪問。竪穴住居は作成中のものもありました。竪穴住居は入口が狭く,中も暗いためちょっと覗くのが怖いですね。

公園内は芝生である程度広いのですが,足元の石碑などが躓きそうで遊びにはオススメしづらいです。四方をポールで囲ってくれると目立っていいかとも思いますが,雰囲気が良くないですかね。芝生で遊ぶなら近くの空の森運動公園か生命の森の方がオススメです。

旧桜井家は一見してただの古い家です。説明の看板も色あせて読めないため,残すならせめて看板を付け替えてほしいですね。茅葺屋根はお金もかかる上,定期的に燻さないと虫が大量に湧くそうなので無人では難しいですね。

説明の石碑:完全に埋まっていれば躓かないのですが
石囲炉:当時も広場にポツンと設置されたと考えられています
掘立柱建物:手作り感があって作ってみたくなりますね

コメント

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