“道の駅 南信州うるぎ”から県道46号線に入り、売木(うるぎ)川に沿って8分(4.5km)走ったところに丸畑(まるはた)渓谷があります。
売木川はとても水がきれいで心が洗われるよう。丸畑渓谷の周辺は泳ぐには不便ですが川に降りて涼めます。
道が狭く対向車が来たら大変ですが、それだけ他の車が通らないので独り占めした気分になれますよ。
滞在プラン例
・ポットホールの見学・・・20分
・瀬戸の滝を眺める・・・5分
・日照の滝を眺める・・・5分
ピックアップ
丸畑渓谷のポットホール
ポットホールは岩に空いた穴のこと。
亀裂や水の浸食により岩にできたくぼみをきっかけに、中に入った小石が水流で回転・岩を削ることでさらに穴を深く大きく拡大したものと考えられています。
瀬戸の滝は迫力の眺め
駐車場の裏にある瀬戸の滝は何段にもうねるように流れ、水流もあって迫力があります。
売木堰堤(えんてい)
売木堰堤は中部電力の水力発電所。
荒々しい岩と透き通った水が印象的な売木川の中にあって見ごたえがあります。
その他(駐車場・トイレ・その他利用上の注意事項)
瀬戸の滝の近くに3台車を停められます。また売木堰堤の下流または上流100mに少し道幅が広いところがあります。トイレはありません。
丸畑渓谷に続く県道46号は道が狭く、待避所も少ないため対向車が来ると苦労します。普通に走る分にもコンパクトカーサイズでなければ気を使います。
参考情報
施設名 | 丸畑渓谷 |
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所在地 | 〒399-1601 長野県下伊那郡売木村 |
駐車場 | 3台(瀬戸の滝近く) ※無料/砂利 |
料金 | [入場料]無料 |
予約 | 不要 |
開場時間 | 24時間 |
定休日 | なし |
ホームページ | なし |
電話 | 026-028-2311 (売木村役場:問い合わせ一般) |
訪問記録/詳細情報
2025/10/11(土)
すっきりしない天気ではあるものの雨には降られずに済みました。丸畑渓谷は川の水もきれいで緑も豊か。
道中の道の狭さや駐車場の少なさからか、道の駅うるぎからの道中や散策の1時間で車を1台しか見かけませんでした。
売木堰堤は絶対的なサイズこそ大きくありませんが、狭い道や両岸の山肌に囲まれたシチュエーションの中で存在感がありました。
魚の遡上(そじょう)用の水路がダムの形を複雑にしており、かっこいいですね。
瀬戸の滝は駐車スペースからすぐ裏手にあります。階段はなく、斜面も急なので転倒には十分に気を付けたいですね。
滝はまっすぐ流れるのではなく右へ左へと流れを変えるので水しぶきも大きく、迫力があります。
フェンス越しに写真を撮っても良いですが、やはり身を乗り出してカメラを向けたいところ。誤って手を滑らせないように注意が必要です。
google mapにナビを任せると何でもない道端に案内されます。
おそらくポットホールと瀬戸の滝の間へ案内しているのですが、瀬戸の滝まで行かないと駐車できません。
日照の滝は瀬戸の滝の駐車場からすぐにある阿南町の看板の奥から入れます。
道との境目だけ草が多いですが、奥に進むと開けていますよ。
日照の滝は急流とも滝とも取れそうな斜面。瀬戸の滝と比べると水量は比べるまでもないですが、入口の見つけづらさと相まってひっそりと流れる姿が印象的です。
丸畑渓谷の周辺では唯一川に降りられるのがポットホールのある岩周辺。
ポットホールは大人でも下半身がすっぽり収まる大きな穴です。
硬い岩がどうしてこんな形になるのか不思議ですよね。
ポットホールの見学場所として紹介されていますが、岩の上に寝そべって滝の音に耳を澄ませるのも乙ですよ。
遊泳場所としては紹介されていませんが、地理的に泳げないかというとそうでもありません。
パラソルを立てたりBBQしたりは難しいですが、ポットホールのある岩の上流はある程度川幅があるため流れは緩やか。
滝の下も岸を渡ってくれば帰ってこられそうです(確かめてはいません)。
自己責任ですが、水もきれいなので泳ぐ人もいそうですね。
売木堰堤(ダム)の放流があると水が増えるので泳がない場合でも川に入る際は十分に注意が必要です。