いわずと知れた温泉の名所,草津温泉。
草津三湯(西の河原露天温泉・大滝乃湯・御座之湯)や共同浴場のも魅力ですが無料で手軽に楽しめる足湯もオススメ。
ここではお湯の熱さランキングと各足湯の特徴を紹介します。
足湯の熱さランキング
ズバッと結論,暑さの順位は以下の通り
- 西の河原公園 中上流(ベルツ博士胸像と休憩ベンチの間)
- 地蔵の湯前 [足湯] (オススメ★)
- 西の河原公園 中下流(草津穴守稲荷神社と下流の足湯の間)
- 西の河原公園 源泉側の足湯 [足湯] (オススメ★★★)
- 滝の湯 [足湯]
- 西の河原公園 下流の足湯 [足湯]
- 湯畑・湯けむり亭 [足湯] (オススメ★★)
※[足湯]は腰掛用のベンチが整備されているものです。西の河原公園”中上流”・”中下流”に入る場合は周囲の石に腰かけてください。
※お湯の温度は時期や時間によって変化し,順位も変動する可能性があります。また測温は体感です。参考程度でお願いします。
足湯の紹介
1位:西の河原公園 中上流(ベルツ博士胸像と休憩ベンチの間)

熱すぎて一分でギブアップしてしまった足湯は西の河原公園にあります。
露天温泉から20mくらい下流にある”源泉側の足湯”に気を取られてスルーしがちですが,不思議とその下流にある池のような足湯の方が温度が高いです。
[所在地] ベルツ博士の胸像と休憩ベンチの間あたり。目印は中心に小さな祠のようなものがあります。
[設備] ベンチは整備されていませんが,おあつらえ向きに石が並んでいるので身長に合った石を選んで入ります。明確に足湯として表示されいないため,空いていることが多いですが入るのにも少し勇気が必要かもしれませんね。
祠の周りは石が大きいので一つ下流の池で小さい目の石に腰かけてもいいですね。温度はほとんど同じです。(水深も浅いですが)
[ロケーション(景色)] 西の河原公園にある露天温泉の下流,また少し高めに整備された休憩ベンチの上流にあります。そのため足湯に入って景色を見ようとすると目線が上がります。少し眺望の点では分が悪いですね。
それでも目線を少し上に振れば公園の景色が見られます。



私も”源泉側の足湯”に入った後にスルーしそうになりました。足湯を巡るつもりがなかったら見逃していたかもしれません。
隣の遊歩道より座る位置が低くなるのも少し入るのを躊躇するポイントでしょうね。
草津の屋外でトップクラスに熱いお湯。記念に手で触るだけでもいかがですか。
2位:地蔵の湯前 [足湯] (オススメ★)

2位にしましたが1位と僅差の熱さを誇る足湯です。手洗いの湯や顔湯も同じ場所にあります。
[所在地] 裏草津と呼ばれる場所にあります。
裏草津は湯畑の東にあたり,地図で見ると近いです。適当に散歩していれば見かけると思いきや周りには坂があったり階段があったりと,適当に歩いていると意外と避けて通ってしまいます。
これが裏草津と呼ばれる所以かもしれません。
裏草津には共同浴場と手洗い場と顔湯,そして足湯があります。近くまで行けば見落とすことはないでしょう。
[設備] きれいなベンチで囲われて,屋根もあります。無料の足湯としては十分な設備ですね。
裏草津ゆえに人通りは湯畑と比べると少ないですが,それでもきれいな設備の足湯には多くの人がいます。
“顔湯”は草津でここにしかない施設です。顔に湯気を浴びる施設で,四角い穴に顔を当てると湯気で蒸されます。美顔器のようなイメージでしょうか。ついでに体験してみてはいかがでしょう。
[ロケーション(景色)] 周囲は観光地としてきれいに整備されていて,足湯自体はもちろん。周囲の石畳や建物も新しいものが多いです。景色はそこまで楽しめませんが,比較的人通りの少ない場所でゆったり足湯につかりたいときはオススメです。お湯は熱いですけどね。



1位の足湯は人によっては少し入りづらい場所にあります。お湯の温度はほとんど同じですので,次のような人におすすめです。
・熱い足湯に入りたい
・可能な範囲で人目が気になる場所を避けたい
・ちょっとでも穴場的な人の少ないところに行きたい
3位:西の河原公園 中下流(草津穴守稲荷神社と下流の足湯の間)

入りづらくて順位に入れるか迷いましたが,熱いお湯だったのでランキングに入れました。お湯の温度は1~3位で近いものがありますね。
少し紛らわしい写真ですが手前の石のベンチがある足湯ではありません。左奥に温度の高い足湯があります。下の詳細写真まで。
[所在地] 西の河原公園の下流側入り口,稲荷神社の手前にある砂利の河原にはうっすらお湯が流れています。その中にいくつかお湯がたまった池があります。
[設備] 周囲には石・石垣がありますがあまり平らなものがなく足湯としてはイマイチ。1位のベルツ博士胸像近くの足湯よりもさらに入るのに気合が必要です。
[ロケーション(景色)] 下流側は西の河原公園の入り口付近から歩道,吾妻植物園あたりまで見えます。上流側を見上げると草津穴守稲荷神社の鳥居が見えますね。



ここに入る人はあまりいないのかなと思います。逆に入っていたら通ですね。
周囲から見たら,”なんでわざわざそこで足湯に入る?”というレベルかと。
近くに石のベンチがある足湯もあるので,素直にそちらに入ってもいいかもしれませんね。こちらは熱さ的には6位の”西の河原公園 下流の足湯”と同じくらいです。
4位:西の河原公園 源泉側の足湯 [足湯] (オススメ★★★)

西の河原公園で一番お勧めしやすい足湯はこちらです。
ゆったり腰かけられるベンチがあって便利,湯樋があって雰囲気も良し,温泉の川が湯気を上げて流れる様子が見られて景色も満足。
[所在地] 露天風呂から少し下流側にある展望デッキの直下にあります。
[設備] ゆっくり座れるベンチがあります。
[ロケーション(景色)] (足湯の中では)西の河原公園の湯の流れを一番眺めやすい位置にあります。景色で言えば5・7位の湯畑周辺の足湯と並んで3本指に入りますね。



4位くらいからお湯の温度がはっきりと下がってきます。
それでも十分熱いですが,景色を楽しみながら入れる余裕は出てきます。
5位:滝の湯 [足湯]

滝の湯は湯畑の湯樋を伝ったお湯が滝のように流れ落ちる場所にあります。お湯の温度は高いですがまあまあ入っていられなくもないですね。
[所在地] 湯畑の下流側,湯樋からお湯が流れ落ちる滝の目の前にあります。湯畑周辺で屈指の,というより一番カメラを構える人が多いスポットです。
周囲にカメラを構えた人が多くて落ち付いて入りづらいです。お湯の温度よりも落ち着かなさで敬遠する人が多そうなイメージですね。
[設備] しっかりとしたベンチが組まれていて申し分ありません。
撮影スポットなので落ち着かなさはありますが,強いて言えば背後に石の柵があるため隠れられます。他の人の滝を撮る画角にがっつり写るような(=足湯に使っている自分が,他の人が滝を撮るのを邪魔しているような)状況にはなりません。
[ロケーション(景色)] 草津の中でも象徴的な,湯畑の滝を見ながら入れるので眺めは良いと言えるでしょう。ただし記念写真を撮る人がとっかえひっかえ現れ続けるので,それを楽しいと思うか残念に思うかが評価の分かれ目でしょうね。



個人的にはあまり周りでカメラをパチパチされると落ち着かないですね。気にしなければいいんでしょうけど。
6位:西の河原公園 下流の足湯 [足湯]

草津片岡鶴太郎美術館から向かって西の河原公園入口にある足湯です。お湯はぬるいとも熱いとも言えない温度。
[所在地] 草津片岡鶴太郎美術館から(東側から)向かって西の河原公園入口にあります。西の河原公園を巡ると斜面を登っていくことになります。その前の休憩スポットとしてもオススメです。
[設備] 腰掛けられるベンチがあります。コンクリートの縁から足を付けても良いですし,飛び石に腰かけても大丈夫です。
[ロケーション(景色)] ここから見える西の河原公園は砂利の斜面を薄く,しかし幅広くお湯が流れています。遠目には地面から直接湯気が立っている様にも見えますね。
砂利の灰色に草木の緑に,草津穴守稲荷神社の鳥居の赤がワンポイントになって景色は良いです。



もしも西の河原公園で一か所しか足湯に入れないとしたら,景色の面で源泉側の足湯をオススメしたいですね。
ただ下流の足湯もいい足湯です。これから公園の斜面を登る人には元気をくれますよ。
7位:湯畑・湯けむり亭 [足湯] (オススメ★★)

湯畑を横から見られる足湯です。温度は低めで長い時間楽しめます。足湯をゆったり楽しみたい方にぴったりな,オススメ第2位です。
[所在地] 湯畑の横にあります。一応湯畑の東側ですが,湯畑について周囲をぐるっと見渡せばすぐに見つかると思います。人通りは多いですが滝の湯よりは落ち着いていますね。
[設備] ベンチが組まれていて屋根までついています。屋根があるとゆっくりしようかという気分になりますね。
[ロケーション(景色)] 湯畑の湯樋や周囲の商店を眺められて,滝の方向から御座之湯方向まで見渡せます。開けているため見るものには飽きず,お湯の温度も低いためゆったり足湯を楽しめます。



長居しやすい足湯ですが,人気があるので回転を見て出るタイミングは決めてください。
朝活できれば思う存分楽しめます。空いている時間に入るなら一番のオススメ。
おわりに
群馬県にある草津で無料で入れる足湯7つをランキングにしました。個人的な感想も添えたので旅の参考にしてもらえると嬉しいです。
足湯に入るときの注意事項
月並みですが足湯に入るときは次のことに注意してください。
・濡れないように膝上までまくれるパンツをはくこと
・脱ぎ履きしやすい靴・靴下をはくこと
・足を拭くタオルを持っていくこと
・お湯を汚すような塗り物を足に塗らないこと
・混雑した時は長居しないこと
・足湯から上がるときはベンチを濡らさないように注意すること
座る場所が湿っていることがあるのでレジャーシートなどを畳んで敷物にすると濡れなくて便利ですよ。
おまけ
後で調べたところバスターミナルにも足湯があるそうで。もちろん旅館や飲食店の足湯を含めると多数ありますが,気軽に入れるところは制覇したかったですね。
西の河原公園で足湯巡りをしながら気になったポイント。下流側から見て”源泉側の足湯”の右の方向に高温注意の看板があります。柵の外でも温度が高いのかと思いきや普通。山の中にしては冷たくはないかな,という程度でした。ちょっとがっかり。(笑)



温泉まんじゅう食べ比べ,草津三湯入り比べ,舞茸料理食べ比べなどもいいですね。有名どころを巡ってもいいですが,一つテーマを作ると一味違う旅になるかもしれませんよ。
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