サンデーメカニックのFTR223インジケーターバルブ交換の忘備録です。自分でメンテナンスすると普段から異常に気が付きやすくなり,何より愛車度がぐっと上がりますよ。
整備は道具5割,手順3割です。可能な限り細かく書きますが,実施は自己責任で行います。
基本情報
車種:FTR223(ノーマル) (最後期223-8)
内容:インジケーターバルブの交換
かかった時間:0.3時間
プラスドライバー
メーターの分解はプラスドライバーで行います。
[8mm]レンチ
ヘッドライトを外さずにメーターを取り外すのが一番手間がありません。ただ,ボルトまでのアクセスが難しいので手持ちのスパナで届くか確認してください。
特殊な工具は必要ありませんが,無理をするとヘッドランプを傷つけてしまいます。(再度光軸合わせが必要になりますが)ボルトが回せない場合は一度ランプを緩めて下を向けるのが有効ですよ。
T10バルブ
バルブ単体を買いましょう。ソケットは流用できます。
- 純正品番:34909-MCB-611


汎用品でも良さそうですが,量販店を覗いても意外と見つからず純正品を注文しました。安いですしね。
作業手順
メーターの取り外し
必要なもの:[8mm]レンチ
①メーター取付ボルトを緩める
メーターの取付ボルトを緩めます。
作業スペースが狭いため難しければヘッドランプを下に向けて,または外せば確実です。



- ヘッドランプを傷つけそうな場合は,ヘッドランプを下に向けてから作業します。
- ボルトは勿論,防振ゴムやワッシャは失くしやすいため注意。
②スピードメーターケーブルを抜く
スピードメーターケーブルを取り外します。
バルブ交換では電装のワイヤーハーネスを分解する必要はありません。



- スピードメーターケーブルが回しづらい時は,ステアリングステムの下に寄せてある余長を上に引き上げると作業がしやすくなります。
バルブの交換
必要なもの:プラスドライバー
③メーターカバーを外す
下部にあるスクリュを3本外してメーターカバーを取ります。



- メーターカバーはスクリュを外してもワイヤーハーネスにぶら下がって完全には取り外せません。作業のしづらさはありますが適宜向きを変えるなどして作業の邪魔にならないよう工夫します。
④ソケットを引き抜きバルブを交換します
ソケットをメーター本体から引き抜いてバルブを交換します。ソケットはゴム製のため後ろからこねると少しずつ外れます。
バルブはまっすぐ引き抜けば外れます。同じ場所にバルブを差し込めば交換完了です。



- フィラメントバルブはLEDを違ってプラスマイナスがないため向きは自由です。
- ソケットは裏から指で揉むように引き抜けば抜けます。工具でこじるとメータ自体が傷つき,コードを引っ張ると断線の危険があります。
- 速度計文字盤のバックライト用バルブだけはクランプを外さないとコードが邪魔になります。
⑤ソケットを差し込みます
ソケットを裏から押し込むようにメーターにはめ込みます。



- コードに負担をかけないよう,コードの周りを摘まむようにして押し込みます。
⑥メーターカバーを取り付けます
メーターカバーをかぶせてスクリューを3本締めます。


- スクリューは外れない程度に留めます。相手が樹脂のため締めすぎてネジ馬鹿にならないように。
メーターの取り付け
必要なもの:[8mm]レンチ
⑦スピードメーターケーブルを差し込む
スピードメーターケーブルを差し込みます。


- スピードメーターケーブルの軸の断面は4角形です。メーターにうまく刺さらないときはメーターを90deg.程度回転させながら差し込むとどこかですんなり入るはずです。
⑧メーター取付ボルトを締める
メーターの取付ボルトを締めます。


- ヘッドランプを傷つけそうな場合は,ヘッドランプを下に向けてから作業します。その場合はヘッドランプを戻す際に光軸を合わせます。
- スピードメーターケーブルの余長を上に寄せた場合は作業終わりに元のところに戻すのを忘れずに。
感想
インジケーターバルブの交換は,ウィンカーやテールランプのバルブ交換よりは面倒ですがそれほど時間はかかりません。
最悪切れていても走行に大きな支障はないため後回しにしがちですが,自身で乗っていても気持ちがよくないので早めに交換したいですね。
整備の残り2割は手を抜かない忍耐力です。
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