藤の回廊/愛知県豊田市

藤の回廊(豊田市)ふじまつり会場入口の藤棚と来場者 地域探検

愛知県豊田市の御作町にある「藤の回廊」をご紹介します。
アスファルトで歩きやすい道路沿いに、約370メートルにわたって続く珍しいスケールの藤棚です。
毎年ゴールデンウィーク頃には「ふじまつり」も開催され、地元グルメの出店や愛知県無形民俗文化財の棒の手演武など、藤の花以外にも楽しみがいっぱい。
多少坂はありますが歩きやすいので、藤の花をたっぷり眺めたい方や、地元のお祭り気分を味わいたい方にオススメです。

滞在プラン例

・藤棚をひと通り散策・・・約1時間
・八柱神社周辺の散策・・・約15分
・城ケ根展望台まで登る・・・約2時間

ピックアップ

約370m続く長い長い藤棚

藤の回廊の最大の見どころは、なんといってもその長さ。
アスファルト舗装された道路に沿って、九尺藤・紫三尺・八重黒竜・シロバナ藤の4種類の藤棚が延々と続きます。一般的な藤棚とは規模が全く違うので、藤の花が好きな方は一度は足を運んでほしいスポットです。

自然との色のコントラストが美しい

道沿いには鮮やかなピンクや赤のツツジも咲いていて、淡い紫の藤との色の対比がとてもきれいです。
すぐそばを流れる犬伏川は水が透き通っていて、山の新緑も合わさって、目に映るすべてがフォトジェニック。鳥のさえずりや風の音も心地よく、五感で春を感じられるウォーキングコースになっていますよ。

ふじまつり期間限定の賑わい

ふじまつり期間中は、地元の方による出店やステージイベント、棒の手の演武など、お祭りならではの楽しみがプラスされます。
藤色をテーマにしたグッズや、キャラクター「藤っ子ふうちゃん」の顔出しパネルもあって、お子さんの思い出にも。お祭りの日は地元の温かい雰囲気が味わえます。

その他(駐車場・トイレ・その他利用上の注意事項)

普段は御作小学校近くの砂利の駐車場が利用できます。
ふじまつり当日は臨時駐車場として、八柱神社の境内も駐車場として使えるようになっていました。

トイレは普段、付近に常設のものが1つありますが、お祭り当日はそれに加えて回廊の両端にそれぞれ仮設トイレが設置されていました。

藤棚周辺ではクマバチがたくさん飛んでいますが、ちょっかいを出さなければ刺さない種類なので慌てず眺めるだけで大丈夫ですよ。

参考情報

施設名ふじの回廊
所在地〒470-0424 愛知県豊田市御作町
駐車場20台(無料/砂利)
※ふじまつり期間中は臨時駐車場も開放(公式サイト参照)
料金[入場]無料
予約[入場]不要
開場時間24時間
営業情報年中無休
※藤の見頃は4月下旬〜5月上旬
※ふじまつりはGW頃に開催
電話0565-76-6108(藤岡観光協会)
ホームページ藤岡観光協会 ふじの回廊

※掲載内容は執筆時点のものです。状況が変わることもあるため、実際に訪れる際は公式情報をご確認ください。

訪問記録/詳細情報

2025/4/26(土)

ふじまつり当日に訪問しました。実はお祭りのことは知らなくて、たまたま開催していてラッキー。
紫の藤がちょうど見頃で写真もたくさん撮れて、棒の手演武や出店グルメも楽しめて大満足。藤の花以外の楽しみが多くて、思った以上に盛りだくさんな1日になりましたよ。

紫の藤はちょうど見頃で、白い藤はまだつぼみが多く、GW明けくらいが見頃になりそうな雰囲気でした。
下から見上げると藤の花がぶどうの房のように垂れ下がっていて、思わず手が伸びそうになるほど美味しそう…と思ってしまったのは私だけでしょうか。笑
新緑の緑、藤の淡い紫、空の青、そして道沿いに咲く鮮やかなツツジ。色のコントラストがとても美しく、写真をたくさん撮りました。
鳥のさえずりも聞こえて、目と耳の両方で楽しめる空間でしたよ。

メインの藤棚以外にも、足元には小さな花がたくさん咲いていました。
淡い紫の細長い花はマツバウンラン、黄色い小さな粒のような花はコメツブツメクサかな…と思いますが、ちょっと自信はありません。💦
蝶も色々と飛んでいて、ヒメウラナミジャノメ、アゲハ蝶、カラスアゲハの姿を見かけました。テントウムシも草の間にちらほら。
こういう小さな花や虫たちにも目を向けると、散歩の楽しみが何倍にもなりますね。いつかブログで「小さい花を紹介するコーナー」を作ってみたいなと思ったほどです。

お祭り当日はテント形式の出店がずらりと並んでいました。私がいただいたのは、
・つぶあんのたい焼き(150円)
・「藤っ子ふうちゃん」の形をしたカスタード入りの「ふうちゃん焼き」(250円)
・「藤色マルシェ」で売られていた炊き込みご飯(喫茶いつきさん作・700円)
ふうちゃん焼きは可愛い見た目だけかと思いきや、カスタード味が意外と美味しくて嬉しい誤算でした。
炊き込みご飯は地元野菜を使っていて、野菜は少なめでしたがお味はしっかり美味しかったですよ。

私は食べていないのですが、五平餅も気になりました。
地元の方が一個ずつ手焼きされていて、駐車場近くのお店は午前中に完売してしまうほどの人気ぶり。地元の方にとっても予想以上のお客さんで、嬉しい誤算だったのではないでしょうか。絶好のお出かけ日和だったので、だいぶ上振れたのかもしれませんね。
五平餅は山の中エリアでは定番のグルメで、平べったい形なのでうっかりすると口の横に味噌がついちゃうのがちょっとした難点ですが、それも含めての楽しみのひとつかなと思います。

ふじまつりの最初のイベントは「棒の手」の演武でした。
愛知県無形民俗文化財に指定されている武術で、棒や笹のような植物、刀などを使う演武です。当日は鎌田流・見当流の流派が披露してくれました。
円形のベンチが並んだスペースで演武は行われ、演目ごとに塩まきが行われていて、小学生→中学生→大人の順に進みます。小学生はみんなで並んで同じ型を披露する形式で、ちょっとずつ動きを止めながらの可愛らしい演技。
年齢が上がるごとに動きが激しくなり、特に20代の男性二人の演武は迫力満点でした。棒vs棒、棒vs小さな棒2本、棒vs植物(笹のようなもの)など組み合わせもいろいろで、植物を使った演武は不思議な雰囲気で印象に残っています。
最後は「どりゃ」という決め掛け声で締めくくる構成で、二人の息がぴったり合っていないと怪我をしてしまうので、練習の積み重ねを感じる演武でした。女性の参加者もいましたよ。

会場にはラリーチームのブースもあって、ラッピングされたラリーカーが展示されていてとてもかっこよかったです。
ラリーカーへの乗車撮影もできましたが、私は遠慮しちゃいました。

応援幕にメッセージを書けるコーナーや、ゲームに挑戦すると応援グッズ(メガホン・旗・シールなど)がもらえるブースもあって賑わっていましたよ。
ゲームは1種類だけで、6本の棒がぶら下がっていて、ランダムに落ちてくる棒を掴む反射神経系のもの。私もチャレンジしてみたのですが、結果は3本キャッチ。多くキャッチするほどもらえるグッズが増える仕組みでした。

ラリードライバー・コドライバー・監督によるトークショーとマルバツクイズもあって、答えると正誤に関わらず記念グッズがもらえる嬉しい仕掛け。
子供優先の雰囲気で、車好きの男の子が「リアウィングは〜」と専門用語で質問していて頼もしかったです。

藤の回廊から少し足を伸ばして、八柱(やはしら)神社にもお参りしてきました。
八柱神社というのは、スサノオの八柱の御子神を祀る神社の総称で、別名「八王子神社」とも呼ばれる神社です。

同じ名前で比較的新しい八柱神社(豊田市八草町)にも以前立ち寄ったことがあるのですが、こちらの御作町の八柱神社は1177年頃から続く歴史のある神社で、境内には背の高い杉がたくさん生えていて、いかにも古社という雰囲気。

地面はふかふかで歩きやすく、川沿いや土手沿いには「芝の道」「苔の道」など、散歩できる小道も整備されています。
地域指定文化財・天然記念物の「御作の杉」は高さ50.3メートル、樹齢約200年と推定されている大木で、見上げると首が痛くなるほど。
お祭り当日は境内が駐車場として開放されていたので、本来のゆったりした雰囲気は少し薄れていましたが、それでも凛とした空気を感じられる素敵な神社でした。

御作小学校の校庭は祭り当日にステージやブースが設置され、ベンチやテーブルも用意されていたので、お昼はそこで食べました。
校舎や体育館には入れませんが、外の空間は自由に使えてとてもありがたかったです。学校の花壇にはオレンジ・赤・黄色など、いろんな色の花が咲いていて、よく手入れされているのが伝わってきました。

藤の回廊からはちょっと離れますが、別途「城ケ根展望台」もあります。最初だけ急な階段で、登り始めはちょっと心が折れそうになりますが、そこを抜ければほとんどは普通の山道。
それでも決して楽な道ではないですが、山上からは遠くの景色を望めますよ。足腰に自信のある方にオススメの寄り道スポットです。
藤の回廊だけでも十分楽しめますが、時間と体力に余裕があれば、ぜひセットで訪れてみてください。(この日はあまり時間がなくて立ち寄っていません。💦)

キーワード

[2025年04月訪問] [藤の花] [ふじまつり] [棒の手] [八柱神社] [御作の杉]